May 18, 2008

「不完全なふたり」 を見て

昨日は、何だかわからないけど日中眠くて眠くて、DVDを見ている
うちにまぶたが重たく落ちてきて、停めてはベッドに潜り込み、また
見ての繰り返し。

夕方目覚めた後は、眼球が鉛で出来ているみたいにズドーンと重く、
そうだ、お相撲見なきゃ、と気付いて、ようやく起き上がれました。

昨日の稀勢ノ里と琴欧州の取組には、がっかり。
好調の二人とあって、正面から当たる熱戦を愉しみにしていたのに、
変化と張り差しで、あっけなく終わってしまいました。

数場所前まで、黒海が場所に1、2回は飛び技をやって、番付が
上がっている中でみっともないからやめた方がいいと解説者にも
言われていたけれど、本人はひらりと飛ぶ姿がカッコいいと信じ
やっていたとか。

文化の違う国から来たのだから、それも仕方ないけれど、
教えられたとみえ、先場所も今場所も飛ぶ姿を見なくなり、
気持ちよく見ていられます。

最近は、ひらりと飛ばないまでも大関、横綱でも変化や張り差し
をすることもあるけれど、戦前の大横綱双葉山、戦後最高の人気を
集めた大関貴乃花は、なんと生涯ただ一度も注文相撲を取らなかったそう。
ファンのみならず、相手の力士からも信頼されたとか。

確かに、絶対変な手は使ってこないとわかる相手には、こちらも
恥ずかしくて卑怯な真似はできないはず。

他人を変えるなんて難しいし、おこがましいけれど、
自分が先に変われば、相対する他人もまた変わるのだとは、
スケールが違って恐縮ですが、私が日々の生活の中で、
ちょうど感じていたことでした。

借りたDVDは3本。全部当たりと思うことは少ない中、
観なきゃ良かったと思うものはなく、なかなかの確率。
フランス映画の「不完全なふたり」。
ラッセル・クロウの「プロヴァンスの贈り物」。
エマ・トンプソンやダスティン・ホフマンと豪華助演陣の「主人公は僕だった」。

「不完全なふたり」の中のリルケの「ロダン論」の一節。
「天国は近いがまだ訪れず、地獄は近いがまだ過ぎ去ってはいない・・・」
年を重ねたせいなのか、これまで感じ得なかった言葉に反応している自分に
ちょっと驚き。

近頃、読むもの、見るもの、うーんわかるなあ、とか、あの
答えはこれだったか、と自分の中で腑に落ちる感覚多し。





magnolia111 at 22:25 │Comments(0)この記事をクリップ!おすすめDVD 

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