December 15, 2009

久しぶりの着物

今朝の新聞の一面、小沢一郎氏のこわもての写真と「宮内庁長官に辞任要求」
の文字を見て、怖いな、という印象を受けました。折しも600人の訪中団の
報道があったばかり
ぶとうの会



さておき、土曜日久しぶりに着物を着て感じたのは、腰が体の支点である
意識が強まり(洋服の時より)背筋が伸びて、胸が開くこと。

腰には帯や紐を何本も巻き付け、それなりの強さで締めているから意識が
そこに行くためと思われるのですが、私は常々、両肩が前にすぼむように
出て胸が閉じ、呼吸が浅めと自覚しており、直したいと気になっているので、
案外着物を日常に着ると簡単に直ったりして・・・・と思わずにはいられ
ませんでした。

土曜日は、「ぶどうの会」という集まりでしたので、因んでぶどう柄の
帯にしました。着物の地はピンクのようなクリームのような色。
母の古いものなので、ピンク地が黄ばんだ可能性もあり。

いずれにしろ、柄の菊やもみじは赤茶でオータムの色なので、帯とも
重なり、それに少し濃いターコイズのような帯締めを選びました。

黄色も好きなのですが、新春の福寿草や水仙を連想させるように、むしろ
年明けに挿したい色なので、あえて年内は違った印象で。

私の着る着物はほぼすべて母が着ていたもの。
祖母はブルーベースだったのですが、母のために選んでいた
のはやはり母の合うイエローベースのものばかり。

もちろんパーソナルカラーなんてものを知る由もなかった訳ですが、
自分の娘の顔映りの良いものを分かっていたのだな、と思います。

そんな中で珍しいブルーベースの紬がこれ。
薄い青ピンクの花と、やはり青みの緑の葉が、ふんわりとぼかした
風合いで、八掛の薄いピンクと共に、いかにもサマー向けの一枚。

オータムの私が着るときは、ぼけないよう締める意味で、ブルー
ベースの紫の帯を締めています。これは以前母が自分で選んだもの。
帯サマー浦野理一


たとえばサマーの方なら、全体に明るく白っぽい印象に仕上がるように、
こんな帯と馴染む水色の帯締めはいかがでしょう。
帯どめサマー水色



あるいは、少しアクセントになる青紫と白のぼかしの帯締めなど。
帯締めサマー青紫


えんじと紺の絞りの花が飛んだ帯は、ウィンター調なのですが、
数年前に母の振袖だったものを帯に仕立て直して以来、とても
気に入って使っています。

白地の帯は何かと合わせやすく、重宝するのでお勧めです。












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December 12, 2009

12月歌舞伎座夜の部を観て


歌舞伎座さよなら公演も残り数か月。
久しぶりの歌舞伎座は年末の賑わいも感じさせ、
やはり華やかでした。

券の手配をしてから、昼の部に宮藤官九郎作・演出の新作が
かかっていることに気付き、同行の友人とともに見落としたね・・・・と
残念がったのですが、なんの、実は見ていなかった野田版「鼠小僧」、
とても面白くて、結果良かったね、ということに。

「大江戸りびんぐでっど」は出来次第で再演もありましょうから、
その時を愉しみに待つことにします。

数年前、やはり再演時に観た野田版「研辰の討たれ」は、廻り舞台を
利用した視覚的な演出がとても印象的でした。

新しい芝居となると、脚本のみならず、大道具の演出にも普段
歌舞伎では存在しない方法が取られる可能性があり、家並みの屋根が続く
設定で、廻り舞台を使いながら動線が変化していく面白さなど、効果的でした。

野田秀樹といえば、弾丸のようにたたみかけるセリフ。

いわゆる親父ギャグが散りばめられている上(たぶん脚本に書いてある)、
自分で時事ネタのアドリブも織り交ぜ、最初から最後まで言葉をとにかく
繰り出し続ける勘三郎のエネルギーがほとばしった芝居でした。

7月のコクーンもそうだったけれど、古典は大切にしつつ、常に新しいことに
挑戦し続ける勘三郎の姿には、現代を生きる歌舞伎役者としてのあり方を
見せられ、同じ空気を吸うことでこちらも刺激を受けるような、そんな
影響を与えられる人と思います。

常に流れていく時間の中で、数百年受け継がれる古典を作り出す意思と、
そのためのトライ&エラーを恐れない姿勢は、ただ感嘆するのみですが、
ご本人にしたら、ねばならない、という思いより、せずにはいられない、
という衝動なのでしょうね。

一緒だった友人の中学3年生のお嬢さんも、愉しかったと大喜びして
いました。次の世代の観客として歌舞伎を愛し、盛り立ててくれると
いいなぁ。

それにしても、野田秀樹もクドカンも、勘三郎という人を念頭に置いて
本を書いただろうし、それがとてもはまっているがゆえに、さて、他の
人が演じるなら、誰?と考えると他に浮かぶ役者さんがいません。

二幕目の「雪傾城」で踊っていた中村芝翫の孫世代の6人あたりの
中から誰か、出てくれるかもしれませんね。

たまたま昨日は近くの席にとても美しいお着物姿の方が二人。

おひとりは着物も帯も黒い地に、そりに乗ったサンタクロースやら
クリスマツツリーが描かれたものをお召しの玄人筋の華やかなかた。

大きくボリュームを取ったお髪も、帯締めも指輪も時計もすべて
すきなく身に着けて整えられ、その完璧さに見惚れてしまいました。

もうお一人は、牡丹色地に大きめの模様が総柄で染められた訪問着に
絞りの帯。背の高いすらっとした方で、極めて古典的なアイテムが
モダンな印象でまとめられ、こちらも素敵で目を引いていました。
一緒にいた男性の嬉しそうだったこと!

着物ってきれいだな〜と久しぶりに着たくなり、早速今日のクリスマス会
で久しぶりに着てみました。ほんと単純。

















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December 10, 2009

上田亜矢子さんの彫刻

上田亜矢子さんのオブジェ。
オブジェ上田亜矢子



銀座にある、ギャラリー無境の閉廊セールに行ってきました。

これまでに伺った個展で、なんとなく気になるものはあっても、
人もものも縁のあるものは必ず再び巡り会うはずと信じていて、
その想いを試すがごとく、見送ってきたものがいくつか。

金額の問題もありますが、とにかく欲しいとならないこと自体、
そのときに本当に必要としていない、とも言えるけれど。

さて何があったかと思い出そうとしても頭に浮かぶのは、売約済
と言われて印象に残ったものが多く、ほぼ忘れていたのですが、
いざ伺ってみて、再会した!と思えたのがこれでした。

上田亜矢子さんのプロフィール
http://www3.ocn.ne.jp/~mukyo/japanese/products/sculpture/a_ueda.html

初めて見たときから、すべすべの表面と大理石のオレンジ色にとにかく
魅かれました。理屈抜きで美しいと感じ、好き。

手に取ると、つるつるの滑らかな手触りと、ひんやりしていた石が人肌に
温まってきて、何だか心が落ち着きます。
オブジェ、ペーパーウェイトにもなるけれど、私は両手に取って、
その肌質を感じながらいじっているのが好き。

白い石のほうは、指をかけるのにちょうどいい凹みがあって、
手の形でくるみます触り方を愉しめます。

小林秀雄は、古代の勾玉を常にポケットに入れ、その感触を愉しんでいた
そうだけれど、持ち歩くにはちょっと大きすぎるので無理ですね。

翌朝、食卓の上で初めてオレンジのほうを見た夫は、おおっ、
干からびたコッペパンかと思った、と言っていました。



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December 09, 2009

柳家喬太郎独演会@麻布区民センター

曇天で寒いこんな日は太陽の存在を感じにくい分、夕方少しだけ
覗かせた美しい顔は格別でした。
夕焼け12月9日

雲に覆われていても昼間が明るいのは、ひとえに太陽のお陰、と
日が暮れてその恵みに気付かされます。

昨晩は、運良くチケットが取れた日から心待ちにしていた、
麻布区民センターでの柳家喬太郎の独演会。

ここしばらく、まさに子どもが遠足を愉しみにするように
わくわくと過ごしていました。

15分の高座だとしても愉しみなのに、目一杯喬太郎だなんて!

前座が出るはずの一番手として自身が出て、その次に前座代わりの
喬之進、その後にまた二つという構成も、いかにもの洒落が効いて
いました。

噺のあらすじは、同行の友人がとてもわかりやすく書いているので、
良かったらそちらをご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/keysangenki/archives/1110301.html

柚みたいな目茶苦茶な話も、何だか納得させられるのだから
不思議。ちょっと疲れ気味な様子でしたが、緩急つけて、
しんみりと情緒を揺さぶる感じもさすがで、大満足でした。

ところで、私は6時にアマンド前で友人の一人と待ち合わせたのですが、
喬之進によると、喬太郎と待ち合わせたのも同じ場所、時間だった
そう。着物でもお召しなら目を引きますが、わからなかったな〜。

喬之進同様、アマンドの場所が建設中で囲われているのを知らずに
来たので、あら〜とぼんやり見上げてたりして、気づきませんでした。

以前聞いた喬太郎の私服は、自分でも「とんでもない」と仰る100円
キャップ、頂いた良いのは勿体ないから使わずに1000円で買った愛用
のベルトポーチ、くたくたのTシャツに着物の入ったキャリーバッグが
定番だそう。そのいでたちでいたら東京駅で職質された話など聞いて
いるので、見てみたかったのになぁ。

ま、冬だしコートでベルトポーチは見えなかったかもね・・・・!

はねた後は、友人と6人でベトナム料理へ。
きーさんは唯一の男性で、あとは熟女揃い。

初めての顔合わせが多かったのですが、とても和み盛り上がり、
スピリチュアルな話も当たり前でしょう、なんて雰囲気の面々で
話は尽きぬままお開きとなりました。











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December 07, 2009

ウィンターの方にお勧めの色合い

今日の夕焼け・・・
夕焼け12月7日

先週とある暖かい朝、食事の支度をしながら台所の窓から外を覗くと、
目に心地良い色合いが飛び込んできました。

ウィンター

駅に向かって急ぐ女性の後ろ姿は、とてもシンプルなハイゲージウールの
セーターに膝丈のタイトスカート、黒いエナメルのパンプスにそれに馴染む
黒っぽいストキング。

ごく白に近い冴えたグレーのトップスとスカートの紫の組み合わせが絶妙で、
スタイルはとてもベーシックながらその洒落っぽさに目が釘付けになり、
今でも印象に残っています。

というわけで、真っ直ぐウィンターの方にお勧めの色合わせをドレープで
再現してみました。色合わせだけでもウィンターらしさは出ますが、できたら
ニットの質感もロウゲージよりはハイゲージ、デザインもシンプルで、例えば
シルク混の艶感のあるものがベストでしょうか。

スカートは色に華があるので、やはりスタイルはごくシンプルに。
この方は髪もセミロングの漆黒のストレートヘアーで、頭からつま先まで、
パーフェクトに調和する色合いでした。

街を歩いていると、思わずはっとさせられるスタイリングや色遣いとの
出会いがあります。

自分では絶対に似合わない色合いだと、どんなにか素敵とは思っても残念で
なりませんが、その分、お似合いの方にはぜひぜひ試して頂きたい、と
思って書いています。








magnolia111 at 17:13|PermalinkComments(0)この記事をクリップ!ウィンター | ヘアスタイル

December 06, 2009

夢について

母が送ってくれた蜜入りのりんご。
あしが早く傷みやすいので、小さくなりましたが、格別の甘さ。
ringo



夢の面白さに気付き、夢が潜在意識からのメッセージであると意識し
出だしたのは、一年ほど前でした。

それまで、自分はほとんど夢を見ない(憶えていない)と自覚し、
頓着がなかったのですが、気にし出すと不思議に良く夢を見、そして
記憶していられるようになりました。

回数を重ね、忘れないようにすぐメモする癖をつけるうち、意識が
高まり、面白くなって自分の夢を分析しています。

何せ誰あろう、自分自身についてのこと。
誰もが、自分のことを一番知っているのは自分、と思っているはず
ですが、意外にも自分でも顕在意識として気付いていないことを、
夢に教えられるのが何より興味深いところ。

その謎解きは、他でもない本人だからこそ、心の中と照らし合わせて
意味を理解でき、腑に落ちるものです。

私のやり方は、エドガー・ケイシーはじめ、夢についての本を色々読んだ
ことをきっかけに自分なりに行きついたもの。

自分が問題と感じていること、あるいは意識にまだのぼっていないけれど、
自分に必要なこと、などを一種寸劇のような形で体験したら、登場人物に
とらわれ過ぎず、その大まかな筋や流れを掴んでメッセージを読み解いて
います。

例えばこの数カ月で見た印象的なものは、家に帰るのに、タクシーで
乗り合った複数の友人の希望であちこち寄り道するうち、思いがけない
場所に着いてびっくり、というのと、とても乗り越えられそうにない高い
橋のようなところを、これまた何十年も会っていない友人つまり、想定外
の人の助けで難なく越えられた、の二つでしょうか。

自分がこれから辿る人生の道筋で起こるかもしれないこと、そんな
状況になったら夢のように恐れず進め、という合図のように感じています。

さて先日、朝皆を送り出してからうたた寝をしていたら、母が長野から
急に上京して驚く夢を見ました。

すると現実に玄関のベルが鳴り、母からの宅急便。
この前触れだったのね、と感じました。

長野ではりんごが美味しい季節。
母の友人の作った、少し傷ありで出荷はできないけれど、蜜入りで味は抜群
のりんごが沢山入っていました。

この数日前、母に前回送ってもらったりんごが終わり、そろそろまた
送ってくれないかな、とちょうど思っていたところ。

電話をして頼めばよいだけの話ですが、なんとなく以心伝心で
いつも困ったぞ、と思うと届くので、流れに任せたのですが、今回も
良いタイミングで助かりました。






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December 05, 2009

江島神社を訪ねて

好天に恵まれた昨日、江の島に行ってきました。

来週は息子の期末テストでお昼の支度があり遠出できないので、
今週は行きたいところ何か所かに思い切って足を延ばすと決めて
いた、最後の締め。

地平線

島の奥に位置する展望台からの眺めで、海のきらめきに心躍った
この日一番の景色でした。

何度も眺めていながら、橋の向こうへは行かずじまいだった江ノ島。
恥ずかしいことに、島に神社があることさえ知らず、ビーチと灯台が
あるのみと思っていました。
全景江ノ島


北風が強いと聞いていたので覚悟していましたが、お昼時だったためか
太陽の恵みたっぷりの日差し。江ノ島に渡る弁天橋からは富士山が望め、
トビはピーヒョロロと気持ち良さそうに飛び、海を見ながらのんびり、
リラックスするなと言うほうが無理な雰囲気。

恵比寿からほんの50分ほどで(それも東海道線快速だったからすごく楽)
こんなに気分の変わる環境に来られること、あらためて感じました。

日頃何となく行きたいなと思っている場所なら、自分さえその気になれば、
いつでも行けるものと実感した今週。

古い旅館や海産物の商店が連なる風情ある参道の先に点在する江島神社の
お宮。燈籠には中村座や市村座と刻まれ、今も昔も役者や芸人の信仰が
篤いという話がうなずけました。
の眺め海岸

お宮を巡る途中からの眺め。

中津宮の境内で心地の良い風が吹き渡ったのが印象的だったのと、こじ
んまりした奥津宮は、とても明るくて居心地よく、すっきりとした気に
満ちていました。
宮奥の

三つのお宮を巡ると意外に距離があり、帰りはさすがに足が重くなりましたが、
藤沢から座れてほっと一息。

恵比寿に戻ってもうひと頑張り、夕食の買い物を済ませてガーデンプレイスを
出ると、目の前に夕焼け。
この日の充足感にラッピングをするかのような、素晴らしい色合いでした
4日夕焼け12月









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December 02, 2009

映画「ファッションが教えてくれたこと」を観て

新宿



新宿バルト9脇で切り取った都会らしい風景。

友人に勧められた映画「ファッションが教えてくれたこと」を
観てきました。

新宿通り沿いの映画館バルト9では、平日午後3時半から6時の間にスタート
するものは1200円。
http://wald9.com/index.html

今日は水曜日だから更に安いレディースデー1000円のはず!
と期待したら、この映画館では、毎月1日の映画の日はあっても、
レディースデーはないそう。

何せ昼前を目指して行ったので、600円を節約するために4時近くに
始まる回までぶらぶらして、結局お昼を食べてそれ以上のお金を使う
ことに・・・・

伊勢丹を見ていたとき、ちょうど先日カラーを拝見した友人のKさん
からメールが入り、「これから私も行くところなので、良さそうな色の
ものがあったら教えてね」と言われ、あまりのタイミングの良さに面
白くなって、自分も愉しみながらこれはと思うものをいくつかメール
して送りました。

彼女はサマー。
トゥモローランドのグレーのカーディガンで白のレースが身ごろに
着いたもの(21000円)、セオリーのピンクのシルクブラウス(21000円)
ディオールの紫のセットアップ、バレンチノレッドの紫にゴールドの混じった
ツイードのセットアップ、ポール・カの薄いピンクのシリーズなどなど。

その後メールがあり、セオリーのピンクのブラウスをお求めになったそう。
クローゼットに初めてのピンクだそうですが、間違いなくお似合いのはず。

伊勢丹でプラダを覗いたら、サーモンピンクのコートやら、春!という色味
の新作のお洋服を準備中でした。スプリング色全開の明るさで、秋冬物に慣
れた目にはとても新鮮で、着る着ないは別にしてもわくわくさせてもらい
ました。

そんなこんなで映画館で座ってほっと落ち着いたら、前列に友人が入って
きてお互いにびっくり。

終わって一緒にお茶をし、映画の感想なども話せて、一人で1日過ごす
つもりが、最後に連れが出来ました。

映画でのアナ・ウィンターの仕事ぶりは想像通り、いや、デザイナーが
彼女に気を使う様子など想像以上でしたが、実は彼女の片腕グレイスがこの
映画の影の主役に思えました。

アナが映像のプロデュースとスタイリングの「天才」と認める人で、常に
ぎりぎりでトライし続けることで結果を生み出すあり方は、仕事とはいえ
彼女の中から湧き出すインスピレーションの賜物ゆえ。

撮影でモデルと一緒に映ることになったカメラマンのお腹の膨らみに
修正が必要と言ったアナに対し、「それが彼の魅力だし、誌面でモデルと
対照をなすのだから、痩せた男のモデルみたいにしないで。普通の人は
モデルみたいに完璧じゃないのが当たり前なのだから。」と話して
自分の意見を通したグレイスの言葉に、彼女が夢の世界を作り出す原動力
と通ずるものを感じ、とても印象的でした。








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December 01, 2009

金沢八景の弁天様

数週間前に何気なくめくっていた新聞で見つけた写真は、
金沢八景にある弁天様のものでした。
弁天様金沢八景



北条政子が、琵琶湖の竹生島の弁天様を勧請したものと伝えら
れているとか。

友人によると、日本の三大弁天は、宮島、江ノ島、竹生島だそう。

先月宮島に旅して弁天様にお参りしたばかり。
江ノ島は行けるとしても、琵琶湖の代わりにまずはこの金沢八景
に参ろうと思って。

のんびり昼頃に家を出て金沢八景駅に着くと、線路脇に茅葺きの
古い民家が見えて驚きました。中目黒から特急に乗り、横浜で京急に
乗り継ぐのもスムースでしたので、たった小一時間ほどの近さなのに。

駅から数分、海の中に作られた短い参道の先の小さな小さな島に、
お目当ての社はありました。社をぐるりと囲む柵には錠前がかけられ
ており、近くで参ることはできませんでしたが、写真で見た場所に
来られて大満足。外からお参りし、すっきりした気分でさあ帰ろうと
思ったら、鼻先で潮の香りがしました。

参道を戻ると、それを挟んで真っ直ぐ反対の位置に、緑の杜を背負った
大きな社殿。
神社瀬戸


こちらは源頼朝が勧請したという瀬戸神社でした。
そして大山祇神が祀られていると知り、何とも不思議な気がしました。

やはり先月、しまなみ海道の大三島で大山祇神社に行ったばかり。
点が線で繋がり、弁天様だけでなく、こちらの神様にも誘って頂いた
ような想い。

帰り、時間があるに任せて横浜のそごうを気ままに見て歩き、
アフタヌーンティーで久しぶりにスコーンを食べ、振り返れば
単に行きたかったところにいけた以上の満足感で、充実した一日だった
なあとしみじみ。

デパートで見つけたサマーの方へのお勧めは、グレートーンが豊富な
「DES PRES]や「GALLERY VIE」。

もう少しエレガントな雰囲気だと、「ADORE」の薄いグレーのセットアップや
ワンピースなど、素敵でした。

白に黒を一滴落としたようなごくごく薄いグレー色のもの、素材もいくつかあり、サマーだけでなく、ウィンターの方にも良さそう。

かくいう私が目に付けたのは、深いVネックのからし色のウールのワンピース。

春物だというマイケル・コースのパイソンプリントのワンピースも、パンチ
がきいていて良さそうでした。

いずれにしろセールは目前、というわけで・・・・









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November 29, 2009

5年ぶりの同窓会で

金曜日夕方、ベルコモンズ交差点で見上げた空。
27日夕焼け空11月



この日、友人4人と、それぞれがしていることを線で結んで
何か繋がっていくやり方を見つけたいねと、清々しくかつ
わくわくするような気持ちで友人と別れた直後。

雲がところどころピンク色に染まり、青山のビルの頭に切り取られた
空の一部だけでも十分きれいで、見通しが良ければ見えるだろう全容
を想像すると溜め息ものでした。

昨日は午後から高校の同窓会で80名を越える同級生が集まり、
旧交を温めました。

5年に一度のこの会、前回は話せなかった人と久しぶりに話せ、
これまた愉しい時間でした。

親の介護、家族の病気、子供の悩み、離婚など、皆それぞれ何かしら
抱えていることはあり、何もない人などいない、とあらためて
感じました。

数年前、40歳になる自分が受け入れられずしばらく寝込んだ、という
友人がいたのですが、私など、年を重ねるって悪いものじゃないなと
思うことしきりのこの頃。

若い頃は何事にも過剰に反応し、抗っては苦しんでいた気がしますが、
そんな経験を積み重ねればそれなりの学習効果はあり、常に何が起きて
も不思議じゃないと思えるようになったこと、そしてそれ自体を良い悪い
と判断するより、じゃあどう受け止めると良くなるのか、と必要に迫られて
前向きに思考できるようになり、生きることがより楽になったと感じて
います。

若さゆえの美しさは本当にまぶしいけれど、私には、40年かけて得た知恵の
ほうがうんと重みを持って感じられ、自分に何ができるのか、いよいよこ
れからが本番、の気分。

みながそれぞれの場所で奮闘し、会えばどんな話も、そういうことってあ
るよね、と受け止めてくれる同級生の友人たちの存在をどこかで感じつつ、
また5年後に会うのが愉しみです。














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