June 30, 2009

桑楡という本

和久傳の本
麻布山でのうぜんかずらを見ました。
咲きこぼれる、と言う表現がぴったりで噴水のようでしたが
カード入れ忘れて写真取りそこねました。

梅雨の晴れ間のきのう、ご無沙汰で気になっていたお墓参りに行ってきました。

というより、近くに車で出かける用事があり、そのついでに
寄ったと言うのが正しいのですけれど。

運動のためにも極力車に乗らないようにするうち、どんどん運転が億劫になったうえ、駐車場を探し、停める時間などを思うと、よほど電車が気楽に思えて・・・。

それはともかく、お墓の雑草は想像していたほど成長しておらず、この2週間以内に誰かが来ている様子。

気持ちの上で忘れずに想っていれば、実際にお墓に出向かずとも関係ない、とも考えていますが、それでも可能なら行くにこしたことはなく、その意味でも、このお墓に眠る夫の祖父母の子どもは義父を含めて4人健在で、みな都内で比較的近くに住んでいるので、折にふれお参りしやすいわけで、祖父母も義父達も、幸せだなと思います。

そうそう、先日、お遣いもののため、丸の内の和久傳に出向きました。

そのとき小冊子を出しているのでどうぞ、と頂いたものがこの写真の桑楡。
変換で出せなかったのですが、実際の名前は、「楡」の木偏を取って、つくり
のみになっています。

ぱっと見て、お店のイメージからはかけ離れた、その鮮やかな色合いに
目を奪われました。

後付けを見ると、編集協力として染色家の吉岡幸雄さんの名前があるので、
むしろ古代由来の色なのだろうと想像しています。

奈良・平安時代はもとより、戦国時代も、渡来の鮮やかな色合いが多用され、
特に仏教の世界では極彩色。足利将軍時代はわびさび、の文化で抑えたトーン
になったけれど、現在のように、和ものというと、地味目の色のイメージに
なったのは、もっぱら京の都に対して、江戸の職人文化が隆盛したためとか。

この本、開けば10人ほどの様々な分野で名前を聞く方々−梅原猛、玉三郎、加賀
乙彦、道浦母都子さんなど−がエッセイのような自由な文章を寄せた、学校の文集
にも似た雰囲気で、広告など一切なしの潔い体裁。

文章の中身も、和久傳についての記述は特になく、書きたいことを書いてもらって
いる感じ。4号通巻して、最後は大好きな宮本輝さんの文で締めくくられており、特に期待もせずに頂いた私としては、知らなかった方々も含めて、さりげなく人生経験がにじみ出た文章の数々にいたく感激して胸に抱いたのでした。



magnolia111 at 21:59|PermalinkComments(1)この記事をクリップ!和食  | 料理

June 28, 2009

代官山のお地蔵さん

代官山交番のすぐ裏にあるお地蔵さん。
お地蔵さん

週はじめ、お昼の約束をした友人とこの前で待ち合わせました。

先に着いて眺めると、石ばかりのグレーの色の中、地面に近いところに、
ぱっと鮮やかな色が。
それぞれのお地蔵さんに三揃い供えられた花のうちのあじさいが、
珍しく濃いボタン色でとても印象的でした。

一番右のお地蔵さんの足元の石には、「右大山道」、真ん中に「南無阿弥陀仏」、「左祐天寺道」、と刻まれています。この裏にある坂を下り、北に向かうと大山道、つまり現在の246、南に向かうと祐天寺方面、と知らせ、昔は道しるべでもあったよう。

件の坂を下って3,4分、友人と目黒川にほどちかいビル2階にあるタイ料理
「イムアロイ」へ。この数週間むしょうに食べたかったグリーンカレーを選び
ました。具沢山で、辛さひかえめの食べやすいお味。ランチ850円でサラダと
トムヤムクンスープ付き。
近くで働いているファッション関係と思しき人多し。

友人が頼んでいたパッタイも美味しそうだったな。

猿楽町歩道橋辺りで簡単にお昼を食べたいとき、ほんの少し足を延ばせば行け
ますし、ヒルサイドテラスの中のパッションのカフェも、1000円くらいで
簡単な洋食が食べられおすすめ。

イムアロイを出ると、雨。
家を出るとき、両手いっぱいにゴミを抱えていてうっかり傘を持ち忘れました。

お地蔵さん裏の友人のオフィスに行けば、山ほどビニール傘があるから使って、
返さないでいいから、と言われお地蔵さんの前に二人で戻って来ると、傘が何本も
かけられているのに気づきました。使いたい人はどうぞ、と言ってくれているよう。

ありがたくお借りすることにしたのですが、不思議なのは、ほんの1時間前は
それが全く目に入らず、気付かなかったこと。
人は自分の見たいものしか見ず、聞きたいことしか聞かない、とはよく言われることだけれど、全く恥ずかしいくらいにその通りでした。

その傘を、昨日お返ししてきました。
近付くと、手前の植え込みからふわーっと立ち上るくちなしの香り。
4日前は咲いていなかったはず。
赤いあじさいはもう換えられて、水色に。

お地蔵さん、長い間ここに立ち続けて、沢山の人の色々な様子を
見てきたのでしょうね・・・・・



magnolia111 at 16:28|PermalinkComments(2)この記事をクリップ!代官山  | 東京の風景

June 26, 2009

いちごの白くま

今日は今年初の真夏日とか。
白くまアイス

日頃は冷たいものをあまり食べない私でも、この数日の暑さには
氷アイスが美味しく感じます。

九州のメーカーの白くま、というカップの氷アイスは、氷ミルクの上に桃、
苺、パイナップルなどの生の果物が載せられ、ちょっと豪華な味わいで、
お値段もちょっと高めの280円。

ちょっと遠回りにはなるけれど、恵比寿駅と槍ヶ崎の間、駒沢通り
沿いのセブンイレブンに売っていて、これ目当てに最近よく寄っています。

セブンイレブン特製の、いちごの白くま、と普通のタイプと2種類あり、
いちごは、ショートケーキのデコレーションのようにラブリーな見栄え。

クーラーの使用は出来るだけ先延ばしにと、扇風機の風に当たりながら食べ
ていると、夏だな〜とおいしさもひとしおです。

最近は、お店で氷を食べるとクーラーのせいで寒くなり、最後まで食べられない
もの。同じように、家でも本格的な夏を前にして、この時期が一番おいしいのかもしれませんね。



magnolia111 at 22:05|PermalinkComments(0)この記事をクリップ!洋菓子  | 日々のつれづれ

June 24, 2009

林家たい平 柳家三三 二人会を聴いて

自転車通勤の関所である、駒沢通り槍ヶ崎交差点。
つゆくさ

今朝はさすがの雨のためか、上下レインウエアで完全武装の男性2人だけでした。

東横線の線路脇を駅に向かい降りていくと、露草発見。
ここの露草は日当たりが良いせいか、育ちすぎたような葉の大きさ。
はかなげ、けなげ感がどうも薄いなぁと、いま一つ感情移入できず。

週末、大井町駅前のきゅりあんでの、林家たい平、柳家三三の落語二人会に
行ってきました。

たい平は人気のテレビ番組「笑点」でおなじみの人。
昔、子ども心にも愉しんでいた即妙な掛け合いが最近は少なく、芸の出来なさ
を笑いと売りにしている人もいて、寄席で落語を聴き始めたらなお、噺家とは
思えず、ずい分つまらなくなったなぁという印象でした。

番組でのたい平も、これといってぱっとせず、さて、柳家三三は良いだろうけれど、と決めつけて行ったところ、これがまったく嬉しい誤算でした。

2人で古典落語を二席ずつ。

三三は、池袋で今月上席に聴いた「短命」がなかなか良く、若手で期待されているという噂に違わないと納得しましたが、この日は、いずれもたい平の方が良かったのです。

たい平は、顔は確かにテレビに出ている人と同じですが、表情がぴしっと引き締まって、失礼ながら、テレビで意味なく笑うおバカな感じがまったく見えない。

手、足、全身を使って表現する「紙屑屋」は動きの派手さ、見た目の愉しさもあり、もう一席の「お見立て」とともに、大笑いでき、大満足でした。

帰って夫に話すと、所変われば人も変わり、こうと思い込んでいても実際見てみないとわからないものだねと。う〜ん、本当にその通りでした。

襲名がらみのネタとしてあちこちの寄席で名前が挙がりながら、林家一門の噺家を寄席でもまだ聴いたことがなかったのですが、まず、たい平はおすすめです。

紫陽花二種。微妙な色合いが素敵でうならずにはいられません。
ajisai青

musasakiあじさい






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June 23, 2009

ドラマ「アイシテル〜海容」をみて

印象に残っているいくつかの言葉。

5月の連休中にNHKハイビジョンで視たドキュメンタリー。

南米コロンビアでは、ゲリラに襲われて家族を失い、
地方にあった家を追われサンタフェデボゴダに移り住んだ
人々がいます。

心が深く傷つき、愉しいことが少ないそんな子ども達を何年も支援し、
自分の仕事が休みの日にコミュニティーで遊びの企画を立てる若い女性。

子どもの頃から優秀で、国のために何が出来るかを考えていたある女の子は、
現在はイギリスでバイトをしながら英語を学び、大学の試験を受けて国際関係や
政治学を修めて、コロンビアの未来を自らの手で作り出そうとしています。

それは、いわゆる「夢」が持つ心躍る響きというより、家族や周囲の
友人の期待を受ける自分の立場から、将来の国のあり方を担っていく使命感
であり、自分で望み決めたこととはいえ、18歳の女の子なりの愉しみへの
欲求と、無駄な時間は省いて脇目もふらず突き進まねばならないという心の
葛藤が伝わってきて、見ていても息苦しさを感じました。

他方、仕事があること、イギリスまで行けるのはむしろ恵まれているわけで、
十分な教育の機会も得られずに成長し、日々の暮らしもままならぬ若者の方が
多いのです。

生きることはあなたにとってどういうこと?と問われ、生きることとは、とにかく、生き抜くこと、生き残ること、という答えは、頭を殴られたように衝撃的でした。

何のために、どのように生きるのか、やりがいを感じるか、などを今の日本では
求める人が多いけれど、それができる事は幸せなのだ、とつくづく思わされました。

国が違うのだから、良い悪いでくくれるような単純な話ではないけれど、少なくとも、多くの選択肢があるということは、確実に恵まれているとも言えるし、逆に
それゆえに迷って決められない、と言う状況が生まれ安いのかもしれませんね。

先日最終回を終えたテレビドラマ「アイシテル〜海容」。

小学5年生の男の子が1年生の男の子を殺してしまい、その被害者と加害者の家族の人間模様を描いた重いテーマ。

双方ともに葛藤や苦しみを乗り越えて行く姿は、第三者としては、未来を向いてこうあってほしいと願うような形に落ち着きました。

実際はさてどうだろうか、という話はさておき、わずか1年の施設での矯正を終えて学校に通い始めた加害者の話を耳にし、いてもたってもいられなくなった被害者の姉は、その子の顔もわからないのに、小学校の登校時に様子を見に行きます。

そうと察した両親が駆けつけ、「登校する子を見たところで、その子の中には憎しみはない。憎しみは、それを思うお前の心の中にしか存在しないのだよ。」と諭します。この場でこれを言えるお父さんは立派だけれど、心情を思えば涙なしには見られませんでした。

そして、この言葉、日頃自分が感情をコントロールする上で意識し心がけている、目の前で起こる物事に良い悪いはなく、それを自分がどう受け止めるかがすべてである、ということとも重なりました。

このような究極的な状況は、自分にとってやはり想像もつかないものだけれど、
私の日常の生活においては、そう心がけるうち、息子達に対して腹を立てたり、怒る事がうんと以前より少なくなり、とても楽になってきました。

話はそれますが、ドラマのエンドロールで、撮影終了後に主な出演者の6人が
スタッフから渡された花束を抱えて自然な表情を見せるところが放映されました。
なかなか新鮮で面白い演出?でした。





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June 21, 2009

ねじ花と露草考 

nejibana
ねじ花。
正式名称はもじずり、とか。

長野でも、昔はそのあたりにいっぱい咲いていたのに、この頃は本当に
少なくなったと母が話していた花。これは春先に春蘭が咲いていたプラ
ンターで見つけました。
わざわざ植えられたものなのかしらん。

路傍では、どくだみに代わり、露草がちらほらと咲き始めています。
紫がかった青い楚々とした花に細くしゅっとした形の葉。

その名のごとく、雨上がりの草むらの中で、露などその葉に置こうものなら、
けなげではかなげな繊細さが際立ち、日頃、つらっ、からりっの私、自分の
中にないしっとりとした女性の姿を見る気がして、なんだか憧れるその風情。

そういえば、露草が好き、と言う友人をひとり知っています。
聞けば、実は好きよ、と言う人がもっといるかもしれないけれど、なに
しろお花屋さんに売っているわけでもない路傍の花ですから、会話の中に
出づらい地味さがあります。

彼女との15年くらいの付き合いの中で、一緒に歩いていて道路の植え込み
の端に露草を見つけ、根っこごとすっと抜いて、このまま家の庭の端に
植える、と持ち帰ったことが数度ありました。

とにかく印象に残ったのは、彼女と露草が結びつかないこと。

パーソナルカラーでいうとスプリングの彼女は、黒や茶などの地味な色を
着るほどに、対照的に顔のぱっとした明るさや華やかさが目立つし、
実は気遣いの人であるがゆえ盛り上げ役を使命としているところもあり、
いつも周囲に明るい雰囲気を振りまいている人。

自身でも、私っぽくないでしょう?自分でも柄じゃないと知ってはいても、
何だか好きなのよね、とのこと。

やはり、自分にないところに魅かれ、美点を見出すものなのかもしれませんし、
逆に、人は対照的な色々な面を持つもの、とも思います。

彼女を知るほどに、実は繊細な神経だからこそ努めてムードメーカーの
役目を果たしていることに気づくようにもなり、多くの人にとっては見過ごし
がちな露草に気づき、想いを寄せる彼女にもまた、納得できるのです。

久しぶりに乗った後楽園の観覧車からの景色。
ドームの屋根越しの新宿方向。
ドームの屋根




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June 17, 2009

噂の自転車通勤

このところ、カラーのレッスンのため週に一度は、駒沢通りの槍ヶ崎
の交差点を通って中目黒駅に向かいます。

そのスクランブル交差点で、信号待ちをしながら向こう側をぼーっと
眺めていて、先週と今日気づいて驚いたのは自転車に乗っている人の多さ。
おしなべて中目黒駅方向から上がってきて、都心に向かう一団20人ほど。

エコな生活や不景気による節約のため、自転車通勤が増えているという
ニュースは耳にしますし、夫から、朝の246で信号待ちをしていると、通勤
と思しき自転車30台くらいと一緒になるから驚くよ、と聞いても何だか半信
半疑でしたが、自分で見てようやく納得。

夫が見る早い時間はスーツ姿の人も多いようですが、私が槍ヶ崎を通るのは
10時近くで、ファッション関係なのかなと思わせるような雰囲気の若い方
ばかり。

そういえば、私がお世話になっている神宮前の美容院でも、自転車通勤の人
が多いと言っていたなぁ。

風を切るのが心地好い陽気を越し、これから暑くなるにつれ、都心ではなか
なか厳しくなりそうだけれど。

今日の昼間、日傘を差してもじりじりとする時間がありましたが、田園調布
の商店街で、店先に水を打って濡れたところを通ったとき、足元から立ち
上ってくる、そのひんやりと涼やかな空気にはっとさせられました。

水は清めると言う意味もあり、茶道でも、お庭の石を濡らしたあと、余分な
水分を拭ってお客様をお迎えします。

やはり緑濃く、水に恵まれた風土に育まれた習慣、文化であるのでしょうか。

マンション住まいではなかなか実践できないけれど、自分なりの取り入れ方
を見つけたいものと思いました。



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June 13, 2009

Goldetteのネックレス

1950年代のアメリカ、Goldetteというブランドのネックレス。
ゴールデットネックレス

先月、恵比寿のアトレで、濃いグリーンのコットンのジャケットを見つけました。

白っぽい色が目に爽やかなこの時期、誰の目にも暑苦しいだろうな・・・とは思いつつ、だからこそ逆にあまり見かけない色でもあり、数日考えた末、私はこれを選ばずして何を選ぶ? 確実に自分に似合う色とわかっていて、ましてデザインも気に入っているならば迷わず買わなきゃと思い至り、買うことに。

そして次に、そのジャケットの襟元に合うブローチがあるといいなと、時々覗いている銀座1丁目のアンティークのコスチュームジュエリーのお店で見つけたのがこのネックレス。

ディスプレイされていた、沢山のネックレスやブローチの中からひと目で気に入り、目が離せなくなったのでした。

聞けば、19世紀ヴィクトリアンに影響を受けたデザインが特徴のブランドだとか。
シルバー色のアクセサリーが多い1950年代に珍しく、アンティーク調のマットなゴールドが私好みで、肌に合わせると何とも落ち着くのです。

シルバーはぴかぴかもマットも顔映りがぱっとせず、きらきらのゴールドだと、明るすぎてその輝きに顔が負けてしまう私としては、ちょっとくすんだこんなゴールドが最適。
長い三連としても使っても良いし、首周りで二重にして、じゃらじゃら重ねた感じもオータムの人の得意範囲。

もちろん、件のジャケットにも合わなくはないけれど、大きめにあけたブラウスの襟元や秋冬のシックな色のセーターに合わせたら良さそう、と頭の中でコーディネートを愉しんでいます。

合わせたのは母から譲り受けたカメオ。
オーソドックス過ぎるせいか、単独で使うとぱっとせず出番が少なかったのですが、このネックレスと合わせるとアンティークな印象が重なり合い、いつものスタイルや今年の流行色もこなれて、面白い感じになりそう。

こういうことをあれこれ考えるときの私のわくわく感や愉しさは特別で、
気づくと、あっという間に時が過ぎています。



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June 12, 2009

パーソナルカラーサマーについて

紫陽花の美しい季節を迎えています。

あじさい2
ピンク、水色、薄紫、と株により千差万別の色バリエーション。

同じ株でも花により、例えばピンクから紫のグラデーションの程度に違いが
見られたり、緑味を帯びた白から水色に変化していく段階を較べながらひとつ
ひとつの花を愉しめたりと、一口に紫陽花と言っても、つくづく、花の数だ
け美しさがあると感じています。
あじさい1

水彩画のように優しく、いずれも青味を帯びた淡い色合いは、まさにパーソ
ナルカラーでいうサマーの色。

梅雨にからんだこの時期、湿気を含んで煙ったような空気の質感やふわっと
ぼかしたような空の色など、背景としての風土もサマーの色に似つかわしいもの。

待ち合わせをした友人が来るはずの方向をぼーっと眺めていたとき、ぱっと
目に飛び込んできたのは、青山通りの交差点を渡る多くの人の中、際立って
涼しげに映ったモーブグレーのノースリーブのブラウスと白いパンツにグレ
ーのパンプスのスタイル。

近付けば彼女で、アクセサリーは、シルバー色のダイヤのピアスとボリュー
ムはあっても白い透明な光を放つリング、そしてアンティーク調の細工がな
された華奢な印象のシルバーの時計。すべてがグラデーションで溶け合い、
なじみ、とても似合って素敵でした。

日本人の約4割が属すると言われるサマーのグループは、アイシーなブルーや
グレー、紫などの涼しげで爽やかな色が、生まれ持ったその人の眼、肌、髪の
色調と調和しています。

この季節、背景としての風土の中でも、最も映りの良い主役です。







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June 06, 2009

池袋演芸場 六月上席 昼の部

東京かわら版。
落語を聴くようになりその存在を知った月刊誌。人別、日にち別等見やすくスケジュールが載っています。
東京かわら版


池袋演芸場で久しぶりの落語を聴いてきました。

気になりつつ、ばたばたと寄席のサイトをチェックするに至らなかった先月。

旅行も終わり、落語聴きたいなあ・・・という気持ちが日々高まっていた
ところに、願ってもないお誘い。喬太郎が池袋で昼のトリを務めると!

二つ返事で、行きたいです!と答えながら、えーっと、池袋だから、東武デパート
で夕食用のお魚でも買って帰ればいいし、と頭を巡らせ、ついでに少し早く出て、
上の階も見てみようかなという軽い気持ちで行くと、実は東武も西武も早くもバー
ゲンモード。

正味40分間で効率よく、これからの季節のゲリラ雷雨には不可欠の晴雨兼用の傘と、真夏にもさらっと着られそうなシルクのブラウスをお安く手に入れ大満足。

さて、落語。
とても混んでおり、あと10分遅ければたぶん座れなかったはず。
友人と席は離れてしまいましたが、少ない空きの中から見つけて腰を下ろしたのは、真正面の通路に置かれたパイプ椅子の前から3列目。

噺家の表情の細かい変化が堪能できる特等席でした。
これまで、後ろの席でもそれなりに見えていて笑っていましたが、この近さの臨場感はやはり格別。

特に、トリの喬太郎が何役も巧みに演じ分ける様子や、言葉の代わりに表情で表現する微妙な感情など、顔や間を見ているだけでも笑えるその上手さ、十二分に愉しみました。

やっぱり喬太郎はいいですねぇ。
言葉にならない人の感情の微妙な綾、陰影みたいなものを大げさでなくじんわりと表現してくれ、そうそう、そういう時はこんな気持ちになるなぁって同感させてくれる。

言葉の選び方も抑制がきいていて、こちらが想像力を心地好く働かせられる余地があり、大人げと品を感じます。
直接話法で笑わせるのも簡単ではないでしょうが、それより一段上の力を感じるし、とにかく今一番聴きたい人です。

若手実力派といわれる柳家三三は、古典を丁寧に聴かせてくれ、噂に違いないと知りました。
月中には、三三とたい平の二人会も行く予定だし、こちらもとても愉しみ!







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